沖縄本土といえば、北へ行けば行くほど、海は碧く透き通り、自然が豊かになっていきますね。
でも、一見の旅行客にとって、そうした大自然を楽しむことは、なかなかハードルが高いかもしれません。
今回ご紹介する「アスムイハイクス(旧称:大石林山)」は、家族連れやご年配の方でも、普通のスニーカーで歩ける貴重な観光スポットです。
アスムイハイクスとは?
アスムイハイクス(正式名称:ASUMUI Spiritual Hikes)は、沖縄本土最北端エリアにある観光スポットです。
元々は「大石林山(だいせきりんざん)」と呼ばれていたのですが、2024年の冬に名称を変更し、リニューアルされました。
ご覧のように、巨大な岩のような独特な外観ですが、これは、約2億5000年前に、石灰岩が地殻変動により隆起してできた独特な姿の岩山です。

フロントの施設
こちらの施設自体は、20年以上の歴史があるのですが、2018年に玄関ともいえる建物がリニューアルされました。


■ 営業時間 9:30~17:30(最終受付 16:00)
■ 年中無休
■ チケット料金
大人2,500円 15歳以上
小人1,000円 6歳~14歳
(入場、シャトルバス・音声ガイド・ラウンジ利用込)
■ 無料駐車場完備
中には、売店やレストランがあります。


この日は、「焼き野菜カレー」を頂きました。

入場料を支払うと、こちらのゲートを通り、待合室に向かいます。



その後、コースの起点となる場所「Spirit Lounge」に、シャトルバスで向かいます。

ハイキングコースの種類
ラウンジでは、まず簡単なオリエンテーションがあります。

その後、コースの中へ入っていきます。


コースは、ご覧の通りです。

赤の①からスタートし、レギュラー/ショートの2種類のコースが用意されています。
■ 所要時間:90分~150分程度
内訳:到着から出発まで/約30分、レギュラーコース/約60分またはショートコース/約30分、ラウンジ休憩/約20分、徒歩又はバスで下山/約30分
オリエンテーションを受けた後は、自由に散策が可能です。
この地図では、なんとなく高い山に登るように見えますが、そこまででもなく、子供連れのファミリーや、年配層も多数レギュラーコースに参加されている印象です。決して平坦ではないですが、普通のスニーカーで登れます。
コース内のガイダンス
専任のガイド付きツアーもありますが、スマートフォンのアプリでのガイドを使って、簡単に各スポットの説明をきくことができます。
オリエンテーションの際に渡されるQRコードからアプリ(無料)をインストールし、その中からアスムイハイクスを選びます。


地図上に番号で示されている各スポットに来た際に、アプリでその番号を入力すると、そのスポットのガイダンスを聞ける仕組みになっています。(文字でも確認可能です)



コース内の様子
まず目につくのは、ご覧の岩の数々です。
それぞれが、個性的な形をしています。
アプリのガイドによると、石灰岩は水に溶けやすいため、雨に打たれ、長い年月をかけてこのようないびつな形状になったとのことです。

ご覧のように、岩の上に穴が開いているのは、それを表しています。

もちろん、様々な亜熱帯系植物にも出会えます。



展望ステージは、岩山の80%程度の高さのところにあります。
一見、登るのが大変そうに感じますが、かなり迂回して行けますので、個人差はあると思いますがそれ程苦も無く登ることができます。

展望ステージからはご覧のような景色が望めます。

ガジュマル
展望ステージのあとは、下りのコースとなり、自然を眺めながら、先程のラウンジに戻ります。
その後、バスで降りることも可能ですが、徒歩で下山可能なルート(地図でいうと緑色の⑰以降)では、「ガジュマル」と呼ばれる特徴的な形状の木を数か所で観ることができます。

中でも、こちらのガジュマルは、国内最大級といわれ、周囲を計測すると、約120mにもなるとのことです。

ご覧のように、こちらの周囲にはステージやベンチがあり、アーティストのミニライブやミュージックビデオの撮影、結婚式などが行われることもあるようです。

ハイキングを終えて
今回訪問したのは、2月の上旬の祝日のお昼前後。
沖縄としてはオフシーズンで、比較的空いていました。
1~2月の敷地内では、タイミングがよければ、桜も観ることができます。
本州の桜よりピンクが濃いのが特長です。
亜熱帯系の植物と隣り合わせの、不思議な光景ですね。

東京や大阪でいうと4~5月頃の気候でしょうか。
ハイキングにはちょうど良い季節でしたが、森に深く入るときは少しひんやりしました。
コースの最後には、こちらのように、靴を洗うスペースもありました。
泥を自家用車に持ち込みたくないので、これは気の利いた配慮ですよね。

バリバリのアウトドア派でなくても、普通のスニーカーで十分周れ、旅のプランの中に取り入れてもいいのではないかと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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