目黒BluesAlleyJapan(以下BAJ)で、川崎哲平さん、川口千里さん、和久井沙良さんを迎え、行われたセッションの模様をセットリストの紹介を交えてレポートしたいと思います。
ミュージシャン。鍵盤担当しています。頻繁にライブを観に行きます。
音楽に絡めた旅をするのが好き。国内は、まもなく全県制覇。
旅行業界在籍経験あり、ホテルのことは詳しいです。
横浜在住。横浜のおすすめスポットもリリースしていきます。
ゲストプレーヤー
「Great Japanese Musician」
増崎さんは、今回のゲストプレーヤーを、そう紹介していました。
フュージョンというカテゴライズされていない中で(広い意味で)日本の音楽を支えてくれているプレーヤー達という意味が込められています。
川崎哲平
DIMENSIONのサポートベーシストとして、一時期支えていたプレーヤーです。
現在は、田中晋吾さんがサポートすることが多いですが、その前が二家本亮介さん、その前が川崎哲平さんというのがざっくりとした流れです。
J-POPの大御所からアニソンまで幅広く活動しているようで、最近では、玉置浩二さんのツアーに帯同していたようです。
また、ライブ音源のアルバムをリリースし、それに伴うライブも予定されています。
川口千里
まさに引っ張りだこのドラマーで、スケジュールを見ると、驚くほどのセッションをこなしています。
DIMENSIONの最新アルバム「34」でも3曲で演奏してますし、川口さんのファーストアルバムの1曲目に増崎孝司さんが楽曲を提供しているぐらいなのですが、意外にも、増崎さんのセッションへの参加は、これが初めてということになりました。
このBAJでも頻繁に演奏していて、年明けには、恒例の4日連続公演が予定されています。
いつ曲を覚えているのでしょうね(笑)
和久井沙良
個人的には、2~3年前から注目しているプレーヤーです。
BAJのステージにも増崎さんとお互いのリーダーライブをサポートする形で度々登場したり、DIMENSIONのアルバム「33」でも2曲演奏しています。
最近ではAdoさんのツアーに参加していて、国立競技場のステージでB’zの松本さんと共演したことも、MCで話題になっていました。
川口千里さんとは、同い年だっそうです。(今回が2度目の共演)
セットリスト
ファーストセット
①Route57
DIMENSIONのアルバム「33」収録曲。生まれ故郷の国道57号添いをイメージした曲で、DIMENSIONでも時折演奏しています。
牧歌的なイメージと思いきや、よく聴くと、冒頭から5拍子で始まり、6拍子に移行するという少し捻ったアレンジで、それが隠し味になっています。
スタジオ盤は、和久井沙良さんが演奏しています。
②Rhythm Road
故:大村憲司さんの1978年のライブアルバム「Guitar Workshop Vol.2」というライブアルバムに収録されている曲です。
サポートメンバーは、Dr村上秀一さん、Ba小原礼さん、Key坂本龍一さんという錚々たる顔ぶれで、原曲も、ライブとは思えない非常にスリリングで高度な演奏になっています。
アルバムは廃盤になっていて、中古で高値が付いています。
この曲の作者はギタリストの是方博邦さんなのですが、是方さんとよくセッションしている川口千里さんも初めて演奏するとのことでした。
きっとその辺りの会話からの選曲になったのでしょう。とても素晴らしい演奏でした。
③Blue Waves
DIMENSIONのアルバム「32」収録曲。前週のHey Joeでも演奏していました。
増崎さんいわく、「DIMENSIONであまりやらせてもらえない(笑)」曲とのことです。
過去のリーダーセッションでも選曲に入っていて、お気に入りの曲なんだと思います。
④Familiar With
DIMENSIONの最新作「34」収録曲。
アルバムでは川口千里さんが演奏しているのですが、ライブでは初めての演奏となりました。
川口さんは、自分がレコーディングした曲を則竹さんが叩くとどうなるんだろうという興味があるそうで、そんなMCをしていました。
ところで、増崎さんは、曲を書くときは、DIMENSION用かソロ用かは分け隔てなく書くのが基本だそうですが、この曲は、最初から勝田さんが吹くことをイメージして書いた曲だとのことです。
その意味では、貴重な演奏になったかもしれません。
⑤Loop
DIMENSIONのアルバム「31」収録曲。
とてもキャッチーな曲で、DIMENSIONのライブでもお馴染みになりつつありますが、この編成でもなかなか良かったです。
セカンドセット
⑦Fly Like The Wind
増崎さんのソロアルバム「Inside Out」収録曲。
これは、増崎セッションでは、お馴染みの曲ですね。
BAJでの以前の演奏が、YOUTUBEで公開されています。
POP/ROCK系もいいですが、是非インスト系もどんどん参加してほしいですね。
この時の演奏もそうなのですが、和久井沙良さんは、曲によっては、本当に全身を使って演奏するので、見ていてとてもダイナミックに感じます。
ところで、このフェンダーローズは、いつも持ち込みなのでしょうか。
かなり年季が入った外観なのですが、こちらも素晴らしい音色ですね。
↓今回のライブではやっていないですが、参考曲です。
⑧Self Portrait
これは、Mike MainieriというJazz系のヴィブラフォン奏者の曲のカバーのようです。
かなり渋い選曲ですね。
前週のHey Joeでも演奏していたので、最近のお気に入りなのかもしれません。
幻想的なピアノの独奏で始まるこの曲は、ライブの中では、良い意味でアクセントになっていました。
⑨Warehouse
こちらは、Beingのギターサミット用に作った曲のようです。
(音源もなく、題名もハッキリしないので、スペルが間違っているかもしれません)
ギターの16のカッティングで始まる、ノリの良い曲で、このセッションにはうってつけの曲だと思いました。
⑩Jam 69
DIMENSIONの最新アルバム「34」収録曲。
レコーディングどおり、川口千里さんが叩いています。
夏に観たDIMENSIONのアルバムリリースライブでは演奏していなかった曲です。
(公演によっては、演奏していたかもしれません)
今回は、本人用に採用したのかもしれませんね。
⑪Pleasure
こちらも、増崎セッションでよく取り上げられる曲です。
この曲も、イントロで5拍と6拍が絡み合った曲で、最後に川口千里さんの壮絶なドラムソロが聴かれました。
ちなみに、↓の動画に出てくる則竹さんのドラムソロも、素晴らしいです。
アンコール
⑫On Monday Morning
1990年リリースの増崎さんのファーストソロアルバムからという、珍しい選曲です。
当時、ツアー先の札幌のタワーレコードで、店員のお勧めアルバムとして「こんなカッコいいアルバムはない」というコメント付きで紹介されているのを、仲間のミュージシャンが見つけてくれたという逸話がMCで紹介されていました。
現在は、中古でしか入手できないようですが、佳曲ですので、機会があれば、是非聴いてみて下さい。
増崎孝司さんのエフェクター類と解説
現地で、エフェクター類の写真を撮ってきたら、ちょうどYoutubeのおすすめに本人による解説動画が流れてきました。
8か月前の動画なので、若干変わっている可能性がありますが、ご紹介します。
個人的には、ギターは殆どやったことないので、コメントはできませんが(笑)、ギタリストの皆さんの参考になれば幸いです。
BAJでライブを観たあとのおすすめホテル
今回のライブ、海外の方も数名お見掛けしたり、日本人の方でも「新幹線で来た」という声も聞かれました。
ちょうど、Blues Alley Japan の入っているビルの上がホテルになっていますので、ご紹介しておきますね。
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