Dezolve「Asterism」リリースライブ@Blues Alley Japan 241028 セットリスト

(この記事はプロモーションを含みます)

J-Fusionの今を牽引するDezolve。

アルバム「Asterism」のリリース後初のリリースライブのセットリストやMCで紹介された楽曲に関する逸話や今後の展開を詳しく紹介していきます。

ライブは今のところ、東京近郊と京都、名古屋でしか予定されていませんので、その他のエリアのファンの皆さんにもライブのイメージをして頂ければ嬉しいです。

アマチュアミュージシャン。鍵盤担当しています。頻繁にライブを観に行きます。
音楽に絡めた旅をするのが好き。国内は、まもなく全県制覇。
旅行業界在籍経験あり、ホテルのことは詳しいです。
横浜在住。横浜のおすすめスポットもリリースしていきます。

     

Dezolveについて

2014 年に結成されたJ-Fusionバンド。
高度な演奏技術に裏打ちされつつも、様々なタイプのオリジナリティ溢れるハイクオリティな楽曲を創出。
メンバー個々には様々なジャンルのアーティストのサポート活動を続ける傍ら、コンスタントにライブ活動を展開。2024年10月9日に7枚目のアルバム「Asterism」をリリース。Blues Alley Japanを皮切りに、精力的なライブ活動を展開。

メンバー:北川翔也(Gt)、友田ジュン(Key)、山本真央樹(Dr)、 兼子拓真(Ba)

 

Dezolveのライブについて

イブの種類

①通常のライブ

Dezolveのレパートリーの中からの選曲で、シーケンス(打ち込みとの同期)も入れ、比較的原曲に忠実に再現していくライブ。
今回のリリースライブも、ここに分類して良いでしょう。

②コラボ企画ライブ

主にインスト畑のアーティストと共演するライブ。
比較的新しいところでいうと、サックス奏者の米澤美玖さんやドラマーの川口千里さんとの共演がBlues Alley Japanで実現しています。
ゲストアーティストの持ち曲も一部取り入れた選曲になります。

③Dezolveセッション

Dezolve名義はもちろん、各メンバーのソロ名義の楽曲も演奏されます。
比較的小規模のライブハウスで行われる傾向にあり、ここでは、大胆なアレンジが施されたり、或いはシーケンスなしでの演奏が多く、ある意味でリラックスしたプライベートな感じのライブが楽しめます。

     

ライブ会場

今回のBlues Alley Japan以外では、主に東京近郊中心になりますが、ビルボードライブ横浜、川口ShockOn、本厚木Cabinを中心としたライブ活動が多いです。

川口ShockOn、本厚木Cabinはキャパ的にも小さく、すぐにソールドアウトになります。

ソロ名義では、友田ジュンさんが、日吉のワンダーウォールヨコハマにソロ、もしくはGtの北川翔也さんと定期的に出演しています。

  

アルバム「Asterism」リリースライブセットリスト

今回、リリースから約3週間での初ライブであったため、ある程度聴き込んだ上で行ったわけですが、全曲が新譜からの選曲となり、MCで各曲をかなり掘り下げて紹介されたり、特にコアなファンにとっては嬉しいライブとなった筈です。

「Asterism」とは、「星座」の意味。星座をイメージした楽曲づくりがテーマになったそうです。

今回のアルバムの楽曲提供者は、ご覧の通り、山本真央樹×5、北川翔也×4、友田ジュン×2、兼子拓真×1という構成になっています。

◆アルバム「Asterism」収録曲

01 Gemini [J.Tomoda]
02 Ecliptic Walk [M.Yamamoto]
03 Big Dipper [S.Kitagawa]
04 Scroll [T.Kaneko,J.Tomoda]
05 Polar Lights [J.Tomoda]
06 Southern Cross [M.Yamamoto]
07 Nebula Dance [S.Kitagawa]
08 Goodnight Aldebaran [M.Yamamoto]
09 Star Eater [M.Yamamoto]
10 Voyage of Altair [S.Kitagawa]
11 Stella Link [S.Kitagawa]
12 Peace Sign [M.Yamamoto]

春頃のライブの際に、友田ジュンさんの楽曲の提出が遅い(笑)と言っていましたが、蓋を開けるとその通りになっていました。

 

セットリスト(2024.10.28)

Dezolveのライブのうち、上記の①のパターンの場合、オリジナルの「オープニングSE」が流れるのですが、これはアルバム毎に新作されています。

つまり、SEもこれで7曲目ということで、今回は友田ジュンさんによる「星座をイメージした」楽曲になっています。

①Gemini [J.Tomoda]

アルバムトップを飾るにふさわしい不思議な透明感のある楽曲。
ギターの主旋律もクリーンなトーンで心地よいです。
「Gemini」とは、「双子座」のことで、友田さんのMCでも、ギリシャ神話にまつわる話をしていました。(関心のある方は、調べてみてくださいね。)

②Scroll [T.Kaneko,J.Tomoda]

ベースの兼子拓真さんが、初めてDezolveに提供した曲です。

曲を考えながら、スマートフォン越しに、移り行く景色を観ていて思い浮かんだアイデアのようです。

ベース バキバキの曲を作って来るのかと思ったら、意外にもポップだったと、他のメンバーから弄られていましたが、確かに難曲が並ぶ今回のアルバムの中では、違う意味で良いアクセントになっています。(友田さんは、編曲に携わっている程度とのことです)

③Ecliptic Walk [M.Yamamoto]

Eclipticは黄道(天空上の太陽の通り道)なのですが、そこをお散歩するイメージのようです。

難解な曲が並ぶ中で、バランスを保つために「スルッと聴けるファンキーな曲」として、意図的に作られた曲です。

④Polar Lights [J.Tomoda]

こちらも、難解な曲の中で、ラフな感じで聴けるお洒落な曲に仕上げたかったようです。

オーロラの色彩豊かなイメージとともに、ノスタルジック感・郷愁感を感じてほしい一曲だということでした。

意図通りの良い曲ですね。


⑤Southern Cross [M.Yamamoto]

実はこの曲、アルバム発売前に川口のSHOCK ONで一度演奏されていました。

ポップでライブ映えもする曲なのですが、「ソンゴ」というラテンのリズムパターンを使っていて、それ自体でも多少難解なのですが、更に、ド頭の1拍目にアクセントがないために、しばらく小節の頭がわからなくなります。

これを、山本真央樹さんがプロミュージシャン数名に聴いてもらったところ、答えられたのは、友田さんだけだったそうです(笑)

ここでは正解は書きませんので、是非一度トライしてみて下さい(笑)

⑥Big Dipper [S.Kitagawa]

前回のアルバム「CoMOVE」の1曲目、「Heart Of The World」が、音楽における「5」という数字にこだわって(5拍子等)作られたものでした。

この「Big Dipper」は、5の次の素数(割ることのできない数字)である「7」にこだわて作られていて、16分の7つ割という珍しいリズムパターンがメインになっています。

楽譜で表すとこのような感じでしょうか。

これは、MCで説明を受けたあと、ライブ帰りの電車の中で、ようやく理解できました(笑)

本人たちは、「エゴ丸出し」という表現で自虐していましたが、こういう部分こそ、他のバンドにはできない自由な発想で、とてもDezolveらしい気がします。

ちなみに「Big Dipper」は「北斗星」の意味です。

 

⑦Goodnight Aldebaran [M.Yamamoto]

これは、フレットレスギターをフィーチャーした楽曲です。

フレットレスギターは、世の中にほぼ存在しないですが、今回、北川翔也さんの音楽関係者(ローディーの方)が自作してくれたため、実現したようです。

とても不思議な音色になっていますが、右手は殆ど全編親指一本で指弾きしていました。

写真の左端が、そのフレットレスギターです。

もちろん、ベースもフレットレスベースです。(写真右)

 

⑧Voyage of Altair [S.Kitagawa]

「Altair」は、「わし座」のことです。

MVにもなったこの曲ですが、こちらのみ、スタジオで一発録りをしたようですが、4人の化学反応でデモからかけ離れたイメージの曲に仕上がったという話をしていました。

スケールの大きな曲ですね。

⑨Stella Link [S.Kitagawa]

この曲だけ、何故か詳細の説明がありませんでしたが、こちらは、うって変わって、アップテンポなライブ向けの曲ですね。難解な曲が多いDezolveの楽曲群の中では、非常にわかりやすい曲です。

この曲で、本編は一旦終了になります。

アンコール Peace Sign [M.Yamamoto]

アルバムのラストを飾る曲ですが、アルバムには無いSEっぽい導入部があり、これがかなり良かったと記憶しています。

この曲も、ストレートな曲かと思いきや、途中で、難解なキメが突然現れますね(笑)

ということで、全曲が新譜からの演奏となりました!

 

今後のライブ予定

DEZOLVE 10th Anniversary Concert

Dezolveは今年が10周年イヤーになるのですが、そのラストに初のホールコンサートがあります。

3/8(土):有楽町I’M A SHOW

チケットは、SNS先行予約で8割以上、埋まっているようです。

Asterismリリースライブ(ツアー)

12/18(水):川口Shock On(ソールドアウトの模様です)

1/31(金):ビルボードライブ横浜(サックスの本田雅人さんが参加するようです)

2/11(祝):京都RAG

2/12(水):名古屋ボトムライン

Dezole Session

冒頭でご紹介したセッション形式のライブです。

1/7(火):本厚木Cabin

11/7~予約開始

   

サイン会

Blues Alley Japanの公演では、CD持参した方か、当日購入された方にサイン会をやっていました。

今後の公演でもやっていきたいという話はしていました。(会場側の意向もあるので、ご注意下さい)

ですので、既にCDをお持ちの方は、持参された方が良いかと思います。

立ち見も出た今回のリリースライブ初日、大成功だったのではないでしょうか。

「星座」というテーマだけで、ここまでの世界を作り上げてしまう彼らの自由な発想と演奏力に、これからも期待したいと思います。

Asterism
DEZOLVE | 2024年10月09日発売

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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