(この記事はプロモーションを含みます)
突然のジャズアベ「卒業劇」以来、初めてリーダーライブへ行ってきましたので、その模様とセットリストをレポートします。
アマチュアミュージシャン。鍵盤担当しています。頻繁にライブを観に行きます。
こちらのシリーズでは、ライブ当日のセットリストとともに現地レポートをお届けしていきます。
※今回、撮影許可が出ていたので、撮影させて頂きました。
瀬川千鶴さんについて

横浜出身の実力派ギタリストで、ジャズ、R&B、ロック、ポップスなど多様なジャンルで活動しています。彼女は法政大学在学中からジャズギタリストの布川俊樹に師事し、2007年には高校生軽音楽コンテストでベストギタリスト賞を受賞。その後もギターマガジンコンテストでの受賞や、ナイル・ロジャース率いるCHICのライブでの共演など、輝かしいキャリアを築いています。
また、ソロ活動としては、「A Day」「Inside Out」の2枚のミニアルバムを経て、2024年に初のフルアルバム「One Step Closer」をリリース。またTHE JAZZ AVENGERSの一員としては2枚のアルバムに参加し全国ツアーを行うなど精力的に活動してきましたが、2024年9月に「卒業」、ギタリストとしての活動に専念していくことになりました。
厚木Cabin


本厚木駅前の商店街にある昭和の雰囲気そのままの外見の最大着席60程の小さなライブハウスですが、一流アーティストのライブセッションやソロパフォーマンスが頻繁に行われており、地元の音楽ファンだけではなく、最近では遠方から観に来られる方も増え、とても賑わいます。

プロのミュージシャンによる質の高い演奏を間近で楽しめるのが魅力で、様々なジャンルの音楽が毎月楽しめるスケジュールが組まれています。
満席になるとこんなイメージです。

ライブの内容
今回のリーダーライブ、ゲストプレーヤーは、宮脇翔平(Key)、カワサキ亮(B)、そして川口千里(Dr)のラインアップ。

印象的だったのは、「このライブのために買った」という鮮やかな薄いパープルの衣装。
良い意味でユルユルな感じで、本人とても気に入ってそうです。

今年発売のフルレンスアルバム「One Step Close」収録曲を中心に進んでいきます。
ギターサウンドは、もちろん現場に応じて変えているわけですが、リーダーライブとはいえ、ギターだけが前に出たり、尖がった音像ではなく、今日は特に、むしろ少し控えめな印象でした。
エフェクター類も、決して多い方ではないと思うのですが、サウンドメイクもとても多彩です。

個人的には、70~80年代の古き良きフュージョンを思わせるトーンが特長だと思ってます。
実際に、その頃の洋邦フュージョンに多大な影響を受けているようです。
奏法的にも、アコギの繊細なもの(当日はアコギはなかったですが)から、エレキのフラッシーなものまで、多彩です。

【セットリスト】
ファーストステージ
1) Trap
2) Morning
3) On The Weekend
4) Ginza Blues (川口千里セレクト)
5) Jigsaw Puzzle
セカンドステージ
6) Wander Off
7) Sandy Point(宮脇翔平セレクト)
8) Prism(カワサキ亮セレクト)
9) Mima Mounds
10) Congection
アンコール
11) Dwarf
サポートミュージシャン選曲の4,7,8もとても印象的でした。
共演ミュージシャンを知って、自分の音楽の世界が広がっていくのは、こういったセッションの良いところですね。
宮脇翔平:Sandy Point(Marcus Johnsonカバー)
Smooth Jazzの曲で、イントロとインスト掛け合いが、かなり格好良かったです。
カワサキ亮:プリズム(オリジナル)
残念ながら、音源が見つからなかったのですが、タイトなリズムで、後半に変拍子っぽい展開もあり、不思議な心地よい曲でした。
川口千里:Ginza Blues
本来はピアノトリオの曲ですが、ギターソロも弾きまくりでした!
千里ちゃん、小さくて、見えないw

後ろ姿小学生みたいw

珍しく会場既設のパーツ点数の少ないセットで叩く千里ちゃんでしたが、箱の特長である、デッド(あまり反響しない)な音像で聞けたのも、最近ではなかなかレアな体験でした。

本人が、十二支を最後まで言えないのが露呈したりw、箱の雰囲気も相まって、終始アットホームな感じのライブでした。
物販

オリジナルグッズのサコッシュとキーホルダーは、BluesAlleyのレコ発ライブでは売り切れで手に入らなかったのが手に入りました。

川口千里さんも居るし、ジャズアベ卒業の話もするかなと思っていましたが、それには一切触れず、いつもの笑顔で最後まで押し切ったのが、逆にとても印象的でした。

個のギタープレーヤーとして歩んでいくことを決めた彼女、これからも注目していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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