(この記事はプロモーションを含みます)
こちらのブログでは、以前に、iPhone8の買い替えについて、アップルストアで得た情報についての記事をリリースしました。
その後、iPhone16に買い替えましたが、その際、docomoの料金プランの変更・機種変更ともに、量販店や通信業者のショップを介さず、全てセルフで行いました。
理由は、駅前の量販店で受ける説明が少し心もとなく、不安に感じる一方、iPadやAppleTV、iMac等、永年様々なアップル製品を使ってきて、アップルの電話サポートがとても優秀だ(量販店を介する必要がない)ということがわかっていたからです。
特に、docomo等で通信業者を介さない割安通信料金プラン(ahamo等)を使い、本体もアップルより直接購入すれば、トータル費用を抑えることができます。
(ahamoの特長や注意点、申し込み方法は、こちらの記事をご覧ください)
とはいえ、機種手続きは、今まで量販店にお任せで、セルフでやったことのない方もまだまだいらっしゃると思います。

そこで、こちらの記事では、セルフの機種変更に慣れていない方のために、
①移行前に準備しておくべきこと
②データ移行手順
③移行後のフォロー事項
について、ユーザーの視点から詳しくご紹介していきます。
ここで記載することは、あくまで一例ですので、全てのユーザーに該当することではないですので、ご注意下さい。
実際に行った手順の一例として、何らかの参考になれば幸いです。
移行前に準備しておくべきこと

①引き継ぎ元のOSが最新バージョンか確認

②データのバックアップ
データを移行するためには、事前にバックアップを取っておくことが重要です。バックアップには2つの方法がありますが、ここでは、代表的な例として、iCloudを使ったバックアップをご紹介します。
iCloudはAppleでは、Wi-Fiを通じてiPhoneのデータをオンラインに保存できます。以下の手順でバックアップを行います
Wi-Fiに接続していることを確認します。
「設定」 > 自分の名前 > 「iCloud」 > 「iCloudバックアップ」を選択。
「今すぐバックアップ」をタップして、最新のバックアップを作成。
③Apple IDとパスワードの確認

今回のケースでは、機種の移行手順そのものについては、IDとパスワードは不要で、そのままスムーズに移行できました。
ただ、怪しい方は、この機会に、確認しておくことをお勧めします。
④ファクタ認証の確認
Apple IDのセキュリティ強化のために2ファクタ認証を設定している場合は、確認しておきます。
iPhoneの二要素認証は、Apple IDを安全に保つためのセキュリティ機能です。
パスワードに加え、信頼できるデバイスに送られる確認コードを使用して、ログイン時に本人確認を行います。
パスワードが漏洩しても、このコードがないと不正アクセスを防げるため、セキュリティが強化されます。
信頼できる電話番号も登録でき、デバイスがない場合でも確認コードを受け取ることが可能です。この仕組みでApple IDと個人情報を保護します。
新しいiPhoneでサインインするとき、2ファクタ認証が有効な場合、別のデバイス(例:iPadやMac)で認証コードを受け取る必要があるので、そのデバイスにアクセスできるようにしておきます。
⑤重要なパスワードや設定の確認

アプリのパスワード
多くのアプリは自動的にデータを復元しますが、セキュリティが厳しいアプリは再ログインが必要になることがあります。これらのアプリのパスワードを事前に確認しておきましょう。
今回のケースで、パスワードの自動引継ぎが行われなかったアプリは、
・銀行系やPayPay等の、決済系アプリ
・JRのスマートEXのアプリ
でした。
(スマートEXのアプリのIDは、任意設定ではなく、自動的に割り振られた数列であったため一瞬焦りましたが、今回は、旧端末でも確認できました。)
※個人差が有ると思われますので、極力事前に確認しておくべきでしょう。
Wi-Fiパスワード
今回、筆者のパターンでは、自動的に移行されましたが、これは、念のため、用意しておいた方がよいでしょう。
⑥SIMカードの確認

物理SIMカード
写真のような、小さなチップをスマホに差し込んで使う実物のSIMカードです。
これにより、電話番号や通信キャリアの情報が記録され、電話やデータ通信が利用できます。
eSIM
スマホ本体に内蔵されたデジタルSIMで、物理的なカードが不要です。
※iPhone16では、両方に対応しています。
結論、iPhone8の物理SIMカードについては、そのままiPhone16で使用できました。
但し、それ以前の機種については、互換性がないので、注意が必要です。
⑦アプリのアップデート

古いアプリは新しいiPhoneでうまく動作しないことがあるため、事前にアプリを最新バージョンにアップデートしておきましょう。
⑧Lineのトークのバックアップ

設定(歯車マーク)から入り、「今すぐバックアップ」から入り、バックアップを取ります。
さらに先へ進んでいくと、「アカウント引き継ぎオプション」と表示されますので、そこで「オンにする」をタップすると、36時間の間、他のスマートフォンにアカウントを引き継げます。
このため、引き継ぎ直前に行うのが良いでしょう。


⑨サードパーティアプリのデータ移行
一部のサードパーティアプリ(メッセージアプリ、ゲームなど)はiCloudやiTunesのバックアップに含まれない場合があるため、アプリ内で独自のバックアップ手順を確認する必要があります。
⑩Apple Payやセキュリティ設定の解除

Apple Pay
新しいiPhoneに移行する前に、Apple Payに登録しているクレジットカードやデビットカードの情報を削除しておくことが推奨されます。新しいiPhoneで再設定するためです。
セキュリティ設定
iPhoneを下取りに出す場合や売却する場合は、「設定」 > 「一般」 > 「リセット」 > 「すべてのコンテンツと設定を消去」で初期化することを忘れずに行いましょう。
⑫ログイン可能なデバイスの「数」が限定されているアプリのログアウト
これも、人により異なりますが、個人的には、ファイル共有アプリの「DropBox」がそれにあたりました。

①iMac
②iPad
③iPhone
からログインしていたため、移行手続き前に旧端末で③をログアウトしたら、新端末でスムーズにログインできました。
⑬モバイルスイカを旧端末から削除
モバイルスイカのIDは、自動で割り当てられたものなので、あまり覚えていないケースが多いと思います。
確認は、思ったより簡単でした。お馴染みのスイカの画面で、カードの絵の部分にタッチすると、次の画面に遷移し、そこで確認できます。
これを控えた上で、旧端末からモバイルスイカを削除しましょう。


データ移行の手順
①SIMカードの移し替え
移行前でも移行後でも良いようです。
出し入れの際に、本体の電源をオフにしましょう
新端末同梱のピンを使って、SIMのトレイを開けます。

本体側面のSIMのトレイの横の小さな穴に差し込み、トレイを引き出します。

②データ移行
新端末のを電源オンし、近くに旧端末を置きます。
旧端末に「新しいiPhoneを設定する」というポップアップが表示されるので、それをタップ。
旧端末のカメラで新端末上のアニメーションをスキャンし、データ移行を開始します。
これで、移行がスムーズに進められます。

個人差はあると思いますが、約120GBの移行に約1時間かかりました。
移行後のフォロー事項
移行後のホーム画面は、アプリが何事もなかったように、旧端末の通りに配列されます。
セッティングも忠実に再現されていて、例えば、アラームの設定もそのまま移行されていました。
ID/パスワードも基本的には引き継がれますが、冒頭でご紹介した、銀行やPayPay等の決済が必要となるアプリや、スマートEX等、即時性の必要なものから、まずは確認を始めるのが良いと思われます。
スマートEXの移行について

スマートEXは、当日のチケットをモバイルで予約できることがメリットですが、それだけに、移行をしっかりやっておかないと、いざ乗車前になって慌てることになります。
アカウントは引き継げるものの、端末に紐づいた設定は手動で再設定する必要があります。
必ずスマートEXアプリとモバイルSuica(またはApple PayのSuica)の連携設定を行うようにしましょう。
予約済みのチケット情報はアカウントに紐づけられているため、アカウントにログインすれば機種変更後もそのまま利用できますが、端末が変わると認証設定やSuica連携がリセットされるため、手動で再設定が必要です。
最後に
以上、実際の体験談を交え、機種変更の際の注意点をご紹介してみました。
この記事をリリースしている時点(変更後約1週間)、快適に使用していますが、変更が原因とみられる不都合が出てきましたら、今後も随時アップデートしていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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