スカパーがネット配信の世界にさらに一歩踏み出したといえる「スカパー+(プラス)ネットスティック」。
こちらの先行モニターに当選し、実際に届いたものを使ってみましたので、その内容を紹介していきます。
スカパー+ネットスティックとは?
スカパー+ネットスティックとは、ご覧のように、HDMI端子の付いたスティックで受けた番組配信(WiFi接続)をテレビに挿すことで、スカパーだけではなく、様々なネット配信サービスを横断的に視聴できる、新しいツールです。
類似のネット配信視聴ツールとしては、amazonの「Fire Stick TV」がありますが、今までテレビ放送の世界で、膨大なコンテンツを提供してきたスカパーが今後ネット配信の世界に足を踏み入れることが明確になり、テレビ放送とネット配信の融合の足掛かりになり得ます。
当記事のリリース時点では、先行モニターとして、契約者のみに抽選で配布されています。
配信サービスの主なものはこちらですが、この他にもダウンロードで拡張することが可能です。
届いたネットスティックを開けてみました
箱の中には、ご覧のパーツが入っています。
①クイックスタートガイド
②スティック本体
③リモコン(+電池)
④HDMIケーブル
⑤ACアダプターとUSBケーブル
まず、スティック本体に給電するため、ACアダプターとUSBケーブルが同梱されています。
写真は、USBケーブルを外した状態で撮影していますが、片方をACアダプターに、もう片方をスティックに挿します。
USBケーブルは、約1mです。(このため周囲に電源コンセントが必要です)
次に、スティック本体に加え、HDMIの短い延長ケーブルが同梱されていました。
つなぐと、このようになります。
テレビの背面は、様々な形状があり、テレビ側のHDMI端子の位置次第では、スティックが挿せない可能性もあることへの対応でしょう。
あとは、スティックをHDMIに挿して、セットアップを始めます。
このスティックは、スカパー加入者に限定配布されているため、必ずスカパーのIDを所有しているこのになります。
セットアップの際に、必ずスカパーIDとは別に、スティックのIDとパスワードを新規登録する必要があります。
スカパーIDと混同して、この操作を飛ばしてしまうと映りませんので、要注意です。
リモコンを使って操作してみました
リモコンの特長
長さ15cmほどの小ぶりなリモコンです。
ここでの注目は、スカパーから提供されているのにもかかわらず、TVer(民放のネット配信サービス)のダイレクトボタンが付いていることです。
まさに、テレビ放送とネット配信を融合していこうという意思が見て取れます。
一番下に「App」というボタンがありますが、これは、お気に入りの配信サービス(例えば、AMAZONプライムビデオ等)を、設定で割り当てることが可能です。
メニュー画面
リモコンのホームボタンを押すと、写真のような画面に遷移します。
ここでも、スカパー配信は2番手になっており、その他の大手の配信サービスがずらりと並んでいます。
下へスクロールすると、ようやくスカパーのリアルタイム配信や、見逃し配信がまとまって表示されます。
さらにスクロールすると、TVerの見逃し配信やトレンドものの配信のサムネイルが出てきます。
次に、リモコンで、「おすすめ」にカーソルを移すと、このような画面になります。
セットアップの時に、お気に入りのジャンルを登録できるのですが、それに合った内容がここに表示されるのでしょう。
さらに、隣の「チャンネル」にカーソルを合わせます。
こちらは、スカパー配信について、各チャンネル毎に、リアルタイム配信をしている場合はその番組を、そうでないチャネルは、今後の配信予定が表示されます。
ここは、お気に入りの「ジャンル」ではなく、「チャンネル」で選べるというわけです。(リモコンの「ch」ボタンでダイレクトに飛ぶことも可能です)
さらに隣に、「アプリ」という項目があります。
こちらでは、初期で入っているアプリに加え、インストールしたアプリも表示されます。
最後に、メニューの一番右の「検索」という項目に移すと、こちらでは、キーワードを入れ、検索可能になっています。
さらに、下にジャンルが表示されますが、例えば「音楽」を選ぶと、このような画面に遷移します。
下にスクロールすると、国内音楽から海外音楽やライブ・コンサート映像へとコンテンツのジャンルが変わっていきます。
ここでも、特徴的なことは、スカパーに限らず、様々な配信サービスをシームレスに閲覧することができることです。
スカパー+ネットスティックの活用シーン
スカパー+ネットスティックは、スマホやパソコンで観ていた配信サービスを、大画面テレビで観ることが一番の魅力です。
その他にも、
・家族がリビングでテレビを観ている時でも、他の部屋でも視聴できる
・今までのテレビには無かった、「見逃し配信」を楽しめる
・配信サービスを横断して、楽しむことができる
といった従来になかったコンテンツの楽しみ方ができます。
もっと言えば、WiFi環境さえあれば、旅先などへ持ち出して楽しむこともできるでしょう。
最後に
当初から、スカパーさんが他の配信サービスのアプリを載せたスティックを出すのか不思議だったのですが、実際に操作してみて、予想以上に、様々なサービスを横断する楽しみ方ができる仕様になっていました。
まだ、先行モニターの段階ですが、今後、スカパーさんがこれをどのように展開していくのか、注目していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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