DMM英会話は非常に人気が高く、多くの英語学習者が利用しています。この記事では、実際に約1年半受講した体験をふまえ、おすすめポイントと注意点を解説していきます。
学校英語のみで、留学や駅前留学体験なし。
TOEIC-L&Rスコアはマックスで720(360/360)。
2020年頃から、仕事で英文メールを使い始める。
会話は全くダメで、海外旅行の際も、殆ど通じず。
2023年春頃より、DMM英会話を受講。8回/月。
2024年夏頃、簡単な日常会話は可能になる。
DMM英会話とは?
オンライン英会話では、レッスンの時間や内容を自由に選べるため、忙しい日常の中でも効率よく英語を学べるます。
DMM英会話は、ネイティブや非ネイティブの英会話講師とレッスンを行えるオンライン英会話サービスで、2013年にサービスを開始し、現在では数千人の講師が在籍しているといわれています。
料金体系
DMM英会話は、大別して、「スタンダード」と「プラスネイティブ」の2つのプランで構成されていて、何れも1回25分のレッスンとなります。
まず、「スタンダードプラン」では、4つのコースが用意されています。
スタンダードプランでは、非ネイティブ講師と、日本人講師以外のレッスンを受講できます。
一方、「プラスネイティブプラン」では、スタンダードに加え、文字通り英語を母国語とする講師や日本人講師も選択できます。
プランを選ぶ際の注意点
ご覧の通り、倍以上の価格差がありますが、どちらを選ぶかは、ご自身がどのようなレッスンを希望するか次第です。
【スタンダードプランが向いている方】
「非ネイティブ講師」は、アジア(特にフィリピン)や欧州系の講師が多いです。
フィリピンでは、幼稚園や小学校から英語教育が導入されていることが、オンライン講師の多い背景になっています。フィリピン人の方の話す英語は、概ねアメリカ英語に近く、それでいてネイティブよりは聴き取りやすいです。
このため、リスニングに有る程度自身のある方で、スピーキングの機会を増やしたい方には、おすすめできます。
一方で、文法や語彙等の細かい日本語での解説を求めたい方には、向かないかもしれません。
【プラスネイティブプランが向いている方】
まず、外国人との会話で、ネイティブに対する度胸とリスニング力向上を目指す方には、こちらのコースがおすすめです。
但し、ネイティブの場合は、スタンダードプランと同じく、日本語で詳しく質問をすることは期待できません。
その意味で、このプランでは、日本人講師も選択できますので、日本語で詳細な解説を受けることができます。(但し、講師の方の資質によります→後ほど解説します)
レッスン教材
DMM英会話には、様々な無料教材が用意されて、受講目的に応じて選び、講師の方と画面を共有しながら受講を進めることができます。
まず、会話に重点を置く場合は、「デイリーニュース」や「テーマ別英会話」等があります。
「初対面」の講師の方と都度共通の話題を探すよりは、予め、このような教材が有った方が入りやすいですよね。ネイティブの方と話す場合は、なおさらです。
次に、試験に重点を置く場合ですが、英検、IELTS、TOEFL、TOEICの4種に対応した教材がありますので、それぞれを活用してもいいでしょう。
ただ、講師の方は、必ずしも全ての試験に精通しているわけではないので、これにこだわるのであれば、受講しながら、自分に合った講師の方を探していく必要があります。
実際に受講してみてわかったこと/注意点
受講の動機
「リスニング」は、Youtubeにいくらでも良い教材があり、ある程度までは自習可能だと思いますが、「スピーキング」は、日常での機会がなく、最も難しいですよね。
筆者の英語力の程度は、冒頭で触れた内容ですが、受講の目的は
①基礎的なスピーキング力を付けたい
②その成果として、TOEICのスピーキングのスコアを上げたい
というものでした。
受講したプラン・レッスン
会話の回数をこなすことも重要ですが、やはり日本語での客観的な解説も聞きたかったので、最初は、お試しの意味も含めて、プラスネイティブの「毎月8レッスン」にしました。
上達の成否は、「良い講師と出会えるか」に尽きますので、最初は、講師ごとのレッスン回数の実績や客観的な評価(5点満点)を参考に選び、ある程度範囲を広げて受講しながら、徐々に自分に合った講師の方を絞っていきますが、ここで一つ問題が生じます。
レッスンは予約数は1回までです
これは、<安易な予約→キャンセル>を防ぐ意味合いがあると推測するのですが、お気に入りの講師の方のスケジュールが空いていても、1回までしか予約できません。
予約は1週間先までとなっていて、更新タイミングは、講師の方によりバラバラです。
例えば、講師Aさんの土日のスケジュールがアップされたとしても、金曜日に講師Bさんの予約を入れている場合は、その金曜日のレッスンが終わるまで、講師Aさんの土日の予約はできません。
お気に入り講師の方のレッスン頻度や、自分のスケジュールとの兼ね合いですが、やはり、お気に入りを数人確保することが望ましいです。
チャットとレッスンノート
気になる音質は、思いのほか良好で、ストレスは無かったです。但し、対面で話しているわけではないので、特にネイティブの発音等は、初心者には少々聴き取り辛いかもしれません。
ただ、会話だけでは伝えにくい部分を、スクリーン上でテキストでやり取りすることが可能です。
先程ご紹介した教材がシェアできるほか、チャットとレッスンノートがあります。
チャットは、例えば単語のスペルの確認等、短いテキストのやりとりに、レッスンノートは、講師の方が、構文などを説明する時に、長めの文を書いてくれて、それを基にやりとりします。
また、レッスンノートは記録として残せるので、後の復習に役立ちます。
このあたりで、講師の方の経験値の差が出てきます。
講師の選び方
簡単なプロフィール(自己紹介動画付き)と、レッスン回数実績、生徒からの5段階評価の平均値、等から、選んで受講します。
レッスンノートは、基本24H以内に纏めたものが講師の方から送られてくる仕組みでしたが、途中から要否を生徒が選択する方式に変更になりました。
恐らく、生徒側であまり活用できていないのでしょう。レッスンノートに書かれたことに対し、次回に再度質問すると「ちゃんと読んでくれてるんですね!」といった反応もありました。おそらく、それなりの負担になっているはずです。
講師の方は、英検の採点に関わっているような方から、語弊はありますが、大学生で経験の浅い方まで様々です。
ただ、どの講師の方も「しっかりしゃべれる」ということは、間違いないですので、「自分が何を学びたいか」をしっかり持って受講すると良いと思います。
日常会話を上達させたい方
あまり細かいことを気にせず、純粋に「会話力」同世代や共通の趣味を持つ講師の方を何人か確保し、回していけばよいと思います。
試験対策等を兼ね、語彙や文法等も学びたい方
最初に、細かい部分を指摘してくれるように、個々の講師の方に依頼しましょう。
講師の方の中では、これができる方・できない方で、ハッキリ分かれます。
中には、タイピングがとても速く、生徒が話したことを全て文字に起こして、細かく修正してくれるような方もいれば、全く指摘できず、レッスンノートも薄い内容の方も、正直いらっしゃいます。
でもそれは、先述した「何を学びたいか」により、評価が変わってくると思います。
そのためにも、短期間でも良いので、自分に合う講師の方を見つける作業をまず行うことをお勧めします。
まずは、1か月限定での「毎日1レッスン」がおすすめ
筆者の場合、「毎月8レッスン」では講師選びがなかなか進まないと思ったので、1か月限定で、「毎日1レッスン」にし、できるだけ多くの講師の方とコミュニケーションをしました。
もちろん、受講できない日も何日か出ましたが、1か月近くやっていると、良い出会いもあり、かなり絞れてきます。
その後、「毎月8レッスン」に戻し、自分に合った講師の方のレッスンを受講させて頂きました。
受講対象講師が絞れて来ると、その方のスケジュール更新のタイミングも有る程度見えてくるので、タイムリーに予約しやすくなってきます。
ご自身のスケジュールとの兼ね合いもありますが、「毎日1レッスン」を選択し、ご自身に合った講師の方を探すことをお勧めします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
気に入って頂けましたら、シェア/リポストよろしくお願いします。
コメント