ホテルで目にするようなちょっと上質・おしゃれなアイテムをご紹介していくこのシリーズ、第２段は、家電製品をご紹介していきます。
家電製品の中には、そもそも法人ルート限定で、個人では購入できないものも多くありますが、こちらの記事では、個人、或いは、店舗を経営される個人事業主の方でも購入・調達可能なアイテムをご紹介していきたいと思います。
ミュージシャン。鍵盤担当しています。頻繁にライブを観に行きます。
音楽に絡めた旅をするのが好き。国内は、まもなく全県制覇。
旅行業界在籍経験あり、ホテルのことは詳しいです。
横浜在住。横浜のおすすめスポットもリリースしていきます。
テレビ
サイズは、客室の広さ次第ではあるのですが、ビジネスホテルクラスでは、40インチ程度が多いものの、アッパークラスのホテルでは50インチクラスも珍しくありません。
また、ビジネスホテルのように、客室の構造次第では、ライティングデスクの上（家庭で言うと「キャビネットなど」）に「置く」パターンであったものが、新築のホテルでは、「壁掛け」が主流となってきています。
壁掛けをするためには、予め壁の裏に補強が必要です。
このため、賃貸では厳しい部分があると思いますが、新築の場合は、予め大工さんにオーダーしておいてらやってくれるので、ご検討されてもいいでしょう。
ホテルのテレビと家庭用のテレビの違いは？
外見は、基本同じなのですが、大きくわけて、２つの違いがあります。
①ホテルのインフォメーションが表示される。
客室へ入って、テレビのスイッチを入れると、館内の案内が表示されます。
これは、ホテルのシステム開発業者が個別にカスタマイズしています。
これは、特に家庭では不要ですね。
②テレビ側の設定で、一定の操作に限定をかけている。
隣室への配慮から、最大音量に制限をかけている場合があります。
また、インターネット機能内蔵テレビの場合、入力したアカウントやパスワード（Youtube等）を、退室の際などに、リセットするようにしている場合もあります。
個人情報への配慮ですね。
ただ、これは、テレビの「隠しモード」となっていて、一般ユーザーには公開されていません。
ですので、「ホテル向けテレビ」といっても、「テレビを観る」ということに関しての基本性能は、変わりありません（価格に応じて性能が変わります）。
冷蔵庫
ホテル用と家庭用の大きな違いは、キッチンに置くか、寝室やリビングに置くかということになります。
客室の冷蔵庫は、寝室で、主に飲み物や軽食を入れるのに限定した構造で、小型（17ℓ～40ℓ程度）のものが多いです。
また、多くは、冷凍庫の無い、ワンドアのタイプだと考えて良いと思います。
全般的にいえる特長として、扉の開き方が、左右選べるアイテムが多いということです。
ホテル向け冷蔵庫には、方式や用途の違いから数種類あり、扉の左右の他に、お部屋の配色に合わせて、白の他にダーク色系のラインアップを持ってる場合もあります。
コンプレッサー式
家庭用と同様、モーター制御されていて、それなりの運転音がする場合があります。
その代わり、冷えは強く、製氷室を持ったものもあります。
ホテルは、家庭とは異なり、枕元に冷蔵庫が置いてある場合もあり、静音性も重要なため、価格次第では、静音に配慮されたアイテムも出てきています。
家庭の寝室に冷蔵庫を置きたい場合、このような東芝の静音タイプがおすすめです。
容量27ℓで、幅425mmは同じなのですが、
・奥行450/高さ425mm（GR-HB30PA）
・奥行390/高さ455mm（GR-HB30PT）
それぞれ、ブラウンとホワイトの２種類があります。
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また、ホテルでの採用はまだあまりないのですが、日立より個室用途に特化したデザインの良いタイプも出てきています。
このアイテムなどは、特にホテル向けの感覚を家庭用に応用した商品だと感じます。
73ℓと、少し大きめですので、数人でシェアするには、ちょうど良いアイテムかと思います。
ペルチェ式など（静音タイプ）
タイトルに敢えて「など」とつけましたが、「アブソープション式」等も、この静音タイプに入りますが、詳細を書き出すときりがなく、また、当記事の趣旨からも外れていくので、敢えてわかりやすく記載しています。
これらの方式は、モーターを使っていないため、運転音が殆どせず、寝室にも最適です。
また、一般的に、コンプレッサー式よりは、比較的安価な価格設定がされています。
一方、設置の際、冷蔵庫の周辺に一定の距離（放熱スペース）を保つ必要があり、ホテル等でも、それが守られずにキャビネットなどの家具に組み込まれてしまうと、極端に冷えが悪いといったことが起こりえます。
それさえ守れば、寝室やリビングで軽く飲み物を冷やしたりするのには、最適です。
以上の２アイテムは、冷却方式での区分けになります。
ガラスドア採用冷蔵庫
こちらは、冷却方式での区分けではなく、フロントにガラスが入っていて、寝室や店舗に置く小型冷蔵庫の総称となります。
このようなタイプです。
こちらは、ご家庭でというよりは、ホテルや店舗での採用が多く、中に何が入っているかを、意図的に見せる効果があります。
用途的には、ドリンクを冷やすことを想定されています。
もちろん、広いリビングをお持ちで、来客をもてなすような場合、こういったものがあれば、とてもおしゃれで、良いですよね。
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ただ、このタイプは、圧倒的に業務用製品のルートでの販売が多く、個人で購入できるアイテムは限られています。
こちらの商品も海外製となっており、海外から直送されます。
ただ、変換プラグは同梱されているのと、国内で日本語でのアフター対応もあるようです。
ビルドイン冷蔵庫
キッチンのカウンターの下に埋め込むタイプです。
これは、国内メーカーではなく、コンドミニアム・アパートメントホテル等でよく採用されているドイツ製のものですが、購入前に、図面を入手して、工務店等とよく相談しておく必要があります。
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空気清浄機
パンデミックで、大きな打撃を受けたホテル業界では、衛生対策に非常に敏感で、これは、家庭にも参考になる部分はあります。
空気清浄機は、家庭でも既にご使用になっている場合も多いと思うのですが、色調はホワイトをイメージされると思いますし、実際のホテルでもホワイト系の導入が目立ちますが、今回は、ダーク系のラインアップをもつアイテムをご紹介します。
お部屋の広さにあわせて、ご検討頂ければと思います。
電気ケトル（電気ポット）
まず、ケトルとポットの違いですが、簡単にいえば、
電気ケトル：保温機能がなく、少量を短時間で沸かすのに適している。
電気ポット：保温機能があり、大容量を数人でシェアするのに適している。
ただ、ホテルさんの備品の中では、ケトル・ポットの類は、ゲストが手で持って粗雑な使い方をされることが多く、半ば消耗品扱いで考えられていて、そこそこのグレードのホテルでも、2000～3000円の廉価アイテムを採用しているところが多いのが実態です。
それも、ハイグレードのホテルや、インテリア・デザイン重視のホテルでは、それなりの財貨感やデザインセンスのあるアイテムが採用されているケースもあります。
DeLonghi（デロンギ）
こちらの商品は、デザイン的にも洗練されていて、根強い人気のあるタイプです。
ただ、本体がステンレス製のため、沸かしたばかりの状態は熱いので、注意が必要です。
一方で、こちらのアイテムは、財貨感性はやや劣りますが、ワンプッシュで蓋が開きますので、そうした心配は不要です。
デロンギは、海外でもかなり人気があるようで、日本国内でも、外資系のホテルでの採用が目立ちます。
デザインが多様で、国産のメーカーとは、また違った印象があります。
Russel Hobs（ラッセルホブズ）
こちらのブランドは、高級ホテルでよく採用されます。
ステンレスとマットブラックが、高級感を演出し、シンプルで飽きの来ないデザインです。
比較的新しいシリーズで、急須のような一風変わったデザインのものも発売されています。
ドライヤー
ケトル同様、「消耗品」と捉えられている場合が、特にミドル層までのホテルでは強く、また、小型のため、盗難に遭うケースも後を絶たず、パナソニックの2000～3000円程度のドライヤーが置かれているケースが、残念ながら多いです。
それでも、デザイン重視のホテル等では、ドライヤーの選定にも力を入れていたり、レディースプランの部屋の謳い文句として導入されていることもあります。
サロニア
ドライヤーは、女性の支持を集めるモデルがホテルでも採用される傾向にあり、典型的なものがこちらとなります。
ドライヤーのポイントは、デザイン・風量・軽量となるかと思いますが、シンプルなデザインでバランスが良い内容かと思います。
私も、度々ホテルで目にするのですが、ブラックの場合、どうしても汚れが目立ちやすいので、できれば、ホワイトあたりが無難かと思います。
コイズミ マイナスイオンドライヤー
スタンド付きで、立てて設置できる珍しいタイプのドライヤーです。
ホテルでも、ドライヤーの置き場は、浴室でカゴやポーチに入れてあったり、または、客室内の鏡の下のキャビネットに収納されていたり、マチマチですが、これは、場所を選ばず、コンセントの近くに立てておけば良いので便利です。
この形状のアイテムは、以前から存在したのですが、ホテルに採用され始めてから、新製品切り替えごとにデザインも洗練されてきています。
電子レンジ
電子レンジは、客室にではなく、共用スペースに単機能なものが置かれている場合が多いかと思いますが、まれに、キッチン付きのホテルで、こちらのようなデザイン性のあるタイプが採用されているところを見かけます。
前面にミラーガラスが採用されていて、本体色（ブラック）との相性も良いです。
最近は、小型の冷蔵庫でも、ガラストップの採用が増えていますので、他のキッチン家電との兼ね合いで、電子レンジでもこれぐらいのデザインのものが有っても良いかと思います。
以上、６品種をご紹介してみました。
ホテル感覚で、お部屋をおしゃれにコーディネートしてみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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